マッシュルームの冷凍保存方法|旨みアップの保存テクニックを徹底解説

マッシュルームの保存方法

マッシュルームは洋食に欠かせないきのこですが、冷蔵庫に入れておくとすぐに黒ずんでしまった経験はありませんか。実はマッシュルームは足が早く、冷蔵保存ではわずか3〜4日程度が限界です。せっかく買ったマッシュルームを余らせて捨ててしまうのはもったいないですよね。そんなときにおすすめなのが冷凍保存です。マッシュルームは冷凍すると細胞壁が壊れて旨みがアップするという嬉しい特性もあるのです。

この記事では、マッシュルームの冷凍保存方法を「生のまま丸ごと」「スライスして」「加熱してから」の3パターンで詳しく解説します。冷凍前の下準備のコツ、水洗いしてはいけない理由、保存期間の目安、解凍方法と使い方、さらに冷凍マッシュルームを使ったおすすめレシピまで網羅しました。マッシュルームの保存に困っている方も、この記事を読めば無駄なく最後までおいしく使い切れるようになります。ぜひ最後までじっくり読んでみてくださいね。

目次

マッシュルームは冷凍保存がおすすめな理由

マッシュルームの保存方法

冷蔵では3〜4日しか持たない

マッシュルームは他のきのこ類に比べても傷みが早い食材です。冷蔵庫の野菜室に入れた場合、3〜4日が保存の限界。日が経つにつれて表面が黒ずんできたり、傘の裏のヒダが茶色〜黒色に変色したり、ぬめりが出てきたりします。特にパック入りのマッシュルームは、パック内に水滴がたまりやすく、湿気が原因で劣化が加速します。購入したらできるだけ早く使い切るか、使いきれない分はすぐに冷凍保存に切り替えるのがおすすめです。マッシュルームは買ってきたその日のうちに冷凍してしまうのが、最も品質を保てる方法。新鮮なうちに冷凍することで、風味や食感を良い状態のまま長期間保存できます。

冷凍すると旨みがアップする

マッシュルームを冷凍保存する最大のメリットは、実は旨みがアップすることです。きのこ類は冷凍すると細胞壁が壊れ、中に閉じ込められていた旨み成分(グルタミン酸やグアニル酸など)が外に出やすくなります。特にマッシュルームはグルタミン酸が豊富なきのこ。冷凍してから加熱調理すると、生のまま調理するよりも旨みが溶け出しやすくなり、スープやソースに深いコクが生まれます。つまり、冷凍は単なる保存手段ではなく、料理をおいしくするテクニックでもあるのです。プロの料理人の中にも、あえてきのこを冷凍してから使う方がいるほど。保存期間が延びて旨みもアップするなら、マッシュルームの冷凍保存はまさに一石二鳥ですね。

冷凍マッシュルームの保存期間

冷凍したマッシュルームの保存期間は、適切に密封保存した場合で約1ヶ月が目安です。生のまま冷凍した場合も、加熱してから冷凍した場合も、保存期間はほぼ同じ。1ヶ月以内に使い切れば、風味も食感もほぼ変わらずおいしく食べられます。2ヶ月程度までは食べられますが、冷凍焼けや風味の劣化が徐々に進みます。保存袋にしっかり空気を抜いて密封すること、冷凍庫の温度を−18℃以下に保つことが、品質を長持ちさせるポイントです。保存袋には必ず冷凍日を記入しておき、古いものから順に使い切りましょう。ドアの開閉が頻繁な冷凍庫のドアポケット付近よりも、奥の温度が安定した場所に保存するのがおすすめです。

マッシュルームを水洗いしてはいけない理由

マッシュルームの冷凍保存で最も大切なポイントが「水洗いしない」ことです。きのこ類は菌糸でできたスポンジのような構造をしており、水を吸収しやすい性質があります。マッシュルームを水で洗うと、水分を大量に吸い込んでしまい、風味が薄まるだけでなく、食感もベチャッとしてしまいます。冷凍前に水洗いすると、吸収した水分が凍って氷の結晶になり、解凍時にさらに水っぽくなってしまうのです。マッシュルームの汚れは、乾いたキッチンペーパーや布巾で優しく拭き取るのが正解です。傘の表面や石づきの周りを丁寧に拭くだけで十分。気になる汚れがある場合は、湿らせたキッチンペーパーで軽く拭き取りましょう。くれぐれも水道水でジャブジャブ洗うのは避けてくださいね。

⚠ 注意
マッシュルームは水洗い厳禁。水を吸って風味が落ち、冷凍時に品質が大幅に劣化します。汚れはキッチンペーパーで拭き取りましょう。

マッシュルームの冷凍保存方法①|生のまま丸ごと冷凍

丸ごと冷凍の手順

マッシュルームを丸ごと冷凍する方法は、最も手軽で下準備の手間がかからないやり方です。まず、マッシュルームの汚れをキッチンペーパーで優しく拭き取ります。石づき(軸の根元の硬い部分)がある場合は、薄く切り落としましょう。石づきがきれいな場合は切り落とさなくてもOKです。汚れを拭き取ったマッシュルームをジップ付き保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密封します。マッシュルーム同士が重ならないよう、保存袋の中で平らに並べるのが理想的。重なっているとくっついて凍り、使うときにバラしにくくなります。金属トレーの上に袋を置いて冷凍庫に入れると、急速冷凍に近い状態になり、品質が保たれやすくなります。

丸ごと冷凍のメリット・デメリット

丸ごと冷凍のメリットは、なんといっても手軽さ。汚れを拭いて袋に入れるだけなので、忙しいときでもサッと冷凍処理ができます。また、カットしないので切り口からの酸化が少なく、変色しにくいのもメリット。マッシュルームの形がそのまま残るため、丸ごとの形を活かした料理(アヒージョやマリネなど)に使いたい場合にも向いています。デメリットは、調理する際に解凍してからカットする必要があること。凍ったままのマッシュルームは硬くて包丁が入りにくいため、少し解凍してから切る必要があります。半解凍状態(常温で5〜10分)でカットするのがコツ。完全に解凍すると水分が出て食感が落ちるため、半解凍のうちにカットして、そのまま加熱調理に使いましょう。

丸ごと冷凍に向いている料理

丸ごと冷凍したマッシュルームが最も活きるのは、マッシュルームの形をそのまま楽しめる料理です。アヒージョは、オリーブオイルにニンニクと鷹の爪を入れて弱火で加熱し、凍ったままの丸ごとマッシュルームを入れるだけ。マッシュルームから旨みがジュワッと溶け出し、オイルに深いコクが生まれます。バゲットを添えてオイルに浸しながら食べると最高です。マリネも丸ごとマッシュルームにぴったり。フライパンでマッシュルームを焼いて、熱いうちにマリネ液に漬け込みます。シチューやポトフにも丸ごと入れると見栄えが良く、食べ応えのあるメイン具材になります。ステーキの付け合わせとして丸ごとソテーにするのもおすすめ。バターで焼いて塩コショウするだけでレストランのような一品に。

変色を防ぐためのレモン水処理

マッシュルームは切ると断面がすぐに茶色く変色します。これはマッシュルームに含まれるチロシナーゼという酵素が酸素と反応して起こる褐変です。丸ごと冷凍する場合はカットしないので変色はそれほど気になりませんが、見た目にこだわる場合はレモン水処理がおすすめです。ボウルに水200mlとレモン汁小さじ1を混ぜたレモン水を用意し、マッシュルームをさっとくぐらせてからキッチンペーパーで水気を拭き取ります。レモンに含まれるクエン酸がチロシナーゼの働きを抑制し、変色を防いでくれます。ただし、マッシュルームを長時間水に浸けると水分を吸ってしまうので、くぐらせる程度にとどめましょう。このレモン水処理はスライスして冷凍する場合にも有効ですよ。

マッシュルームの冷凍保存方法②|スライスして冷凍

スライス冷凍の手順

料理に使う頻度が高いスライスマッシュルームを冷凍しておくと、調理がとても楽になります。まず、マッシュルームの汚れをキッチンペーパーで拭き取ります。石づきを薄く切り落とし、好みの厚さ(2〜3mm程度)にスライスします。変色が気になる場合は、スライスした直後にレモン水にさっとくぐらせてからキッチンペーパーで水気を拭き取りましょう。スライスしたマッシュルームをジップ付き保存袋に入れ、できるだけ薄く平らに広げます。空気をしっかり抜いて密封し、金属トレーの上に置いて冷凍庫に入れます。保存袋の上から菜箸で筋を入れておくと、使いたいときに必要な分だけパキパキと折って取り出せるので便利です。

スライスの厚さの目安

スライスの厚さは、使う料理によって変えるのがおすすめです。サラダやピザのトッピングには薄めの2mm程度がベスト。冷凍後もしなやかで、解凍なしでそのまま使えます。パスタソースやリゾットには3〜4mm程度のやや厚めのスライスが合います。加熱してもマッシュルームの存在感が残り、食感を楽しめます。スープやシチューには4〜5mm程度の厚切りにすると、煮込んでも形が残って見栄えが良くなります。同じ保存袋に異なる厚さを混ぜると使い分けしにくいので、用途ごとに分けて冷凍するのがおすすめです。保存袋にマジックで「薄切り・パスタ用」「厚切り・スープ用」などと書いておくと、冷凍庫から取り出すときに迷いません。

スライス冷凍のメリット・デメリット

スライス冷凍の最大のメリットは、解凍やカットの手間なく、凍ったままそのまま料理に使えることです。忙しい日の夕食準備で、冷凍庫から出してフライパンやスープにパッと入れるだけ。包丁もまな板も不要で、時短調理の強い味方になります。また、薄く平らに冷凍するので保存袋ごと冷凍庫内で場所を取りにくく、収納効率が良いのもメリット。デメリットとしては、スライスした分だけ断面が多く、変色しやすいこと。冷凍中にも若干変色が進む可能性があります。レモン水処理で対策できますが、見た目よりも使い勝手を優先する場合はそのまま冷凍してもOK。もうひとつのデメリットは、冷凍すると生食には向かなくなること。冷凍マッシュルームはスライスでも必ず加熱調理して使いましょう。

4等分・みじん切りでの冷凍もあり

スライス以外にも、料理に合わせたカット方法で冷凍できます。4等分(くし切り)にして冷凍すると、アヒージョやグラタン、炒め物に使いやすいサイズ感に。丸ごとよりも火が通りやすく、スライスよりも食べ応えがあるので、汎用性が高い切り方です。みじん切りにして冷凍すると、ハンバーグのタネやボロネーゼソース、オムレツの具材としてすぐに使えます。みじん切りの場合は、製氷皿に入れて凍らせるのもおすすめ。1マス分ずつ取り出せるので計量もラクです。半分に切って冷凍するのも手軽な方法。切り口を下にして保存袋に入れると、断面の変色を最小限に抑えられます。いずれの切り方でも、汚れを拭き取ってからカットし、空気を抜いて密封するのが基本です。

マッシュルームの冷凍保存方法③|加熱してから冷凍

ソテーしてから冷凍する方法

マッシュルームを加熱してから冷凍する方法もあります。最もおすすめなのがバターまたはオリーブオイルでソテーしてから冷凍する方法です。マッシュルームをスライスまたは4等分にカットし、フライパンにバター(またはオリーブオイル)大さじ1を熱します。カットしたマッシュルームを入れ、中火で3〜4分炒めます。マッシュルームから水分が出て、全体がきつね色になるまでじっくり炒めましょう。軽く塩を振って味をつけておくと、解凍後にそのまま使いやすくなります。粗熱が取れたら、ラップに1回分ずつ小分けに包み、ジップ付き保存袋に入れて冷凍します。ソテーしたマッシュルームは、パスタソースやオムレツの具材、ピザのトッピングとしてそのまま使えて便利です。

茹でてから冷凍する方法

茹でてから冷凍する方法もあります。鍋にお湯を沸かし、スライスまたは4等分にカットしたマッシュルームを1〜2分さっと茹でます。茹ですぎると食感がなくなるので、短時間でOKです。茹でたらザルに上げて水気をしっかり切り、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取ります。水気が残ったまま冷凍すると、霜がつきやすくなり品質が落ちるため、できるだけ水分を除くことが大切。粗熱が取れたら小分けにしてラップで包み、保存袋に入れて冷凍します。茹でてから冷凍するメリットは、加熱により酵素が失活するため変色しにくいこと。白い状態をキープしたい場合は、茹でてから冷凍する方法が適しています。ただし、茹でることで旨みが茹で汁に溶け出すデメリットがあるため、旨みを最大限に活かしたいなら生のまま冷凍する方がおすすめです。

加熱冷凍のメリット・デメリット

加熱してから冷凍するメリットは、解凍後すぐに食べられる手軽さです。ソテーした冷凍マッシュルームは、電子レンジで温めるだけでそのまま一品になります。お弁当のおかずとしても使えますし、パスタやサラダのトッピングにもそのまま載せられます。また、加熱により酵素が失活するため、冷凍中の変色を防げるのもメリット。見た目にこだわる料理に使う場合は加熱冷凍がおすすめです。デメリットとしては、冷凍前にソテーする手間がかかること。また、一度加熱しているため、再度長時間煮込む料理に使うとマッシュルームが柔らかくなりすぎることがあります。スープやシチューには生のまま冷凍したものの方が、しっかりした食感が楽しめます。

キノコミックスにして冷凍する方法

マッシュルームを他のきのこと組み合わせた「キノコミックス」にして冷凍しておくと、料理の幅がぐんと広がります。おすすめの組み合わせは、マッシュルーム、しめじ、エリンギ、舞茸の4種ミックス。それぞれのきのこを食べやすい大きさにカットし、合わせてジップ付き保存袋に入れて冷凍するだけ。異なるきのこの旨み成分が合わさることで、相乗効果でより深い旨みが引き出されます。特にグルタミン酸が豊富なマッシュルームと、グアニル酸が豊富な椎茸の組み合わせは旨みの相乗効果が大きいとされています。キノコミックスは、パスタ、リゾット、炒め物、スープ、味噌汁など何にでも使えます。凍ったままフライパンや鍋に入れるだけで、いつもの料理が一段階おいしくなりますよ。

💡 ポイント
マッシュルームは冷凍すると旨みが増すきのこ。時間がない日のために冷凍ストックを作っておくと、料理の質と効率がアップします。

冷凍マッシュルームの解凍方法と使い方

凍ったまま加熱調理が基本

冷凍マッシュルームの使い方の基本は、解凍せずに凍ったまま加熱調理に使うことです。凍ったままフライパンやスープに入れれば、加熱しながら自然に溶けて調理できます。自然解凍すると、細胞壁が壊れて水分(ドリップ)が大量に出てしまい、食感がぐにゃぐにゃになってしまいます。凍ったまま調理すれば、このドリップが料理の中に溶け込むので、旨みを逃さずに活用できます。炒め物の場合は、フライパンに油を熱してから冷凍マッシュルームを入れ、最初は強火で一気に水分を飛ばすのがコツ。中火以下だと水分がどんどん出てベチャッとなりやすいです。スープや煮込み料理には、沸騰しただし汁やスープに凍ったまま入れるだけでOK。2〜3分で火が通ります。

電子レンジでの解凍方法

電子レンジで解凍する方法もありますが、使い方に注意が必要です。冷凍マッシュルームを耐熱容器に入れ、ラップをかけて600Wで30秒〜1分加熱します。完全に加熱するのではなく、半解凍程度にとどめるのがポイント。完全に電子レンジで加熱すると、水分が出て食感が悪くなることがあります。半解凍の状態で取り出し、そのままフライパンやスープに加えて調理するのがベストです。ソテー済みの冷凍マッシュルームであれば、電子レンジでしっかり温めてそのまま食べてもOK。お弁当のおかずとして使う場合は、電子レンジで温めてから冷まして詰めましょう。加熱ムラが起きやすいので、途中で一度かき混ぜるとよいですよ。

冷凍マッシュルームを使うときのNG行動

冷凍マッシュルームを使うときに避けるべきNG行動をまとめます。まず、常温での自然解凍はNG。先述の通り、自然解凍すると大量の水分が出て、旨みも食感も失われてしまいます。凍ったまま調理に使うか、電子レンジで半解凍にとどめましょう。次に、再冷凍はNG。一度解凍したマッシュルームを再び冷凍すると、細胞壁がさらに壊れて品質が大幅に劣化します。使う分だけ取り出して、残りはすぐに冷凍庫に戻しましょう。生食もNGです。冷凍前のフレッシュなマッシュルームは生食可能ですが、冷凍したものは必ず加熱してから食べてください。冷凍・解凍のプロセスで細胞構造が変化しているため、生で食べると食感が悪く、衛生面でもリスクがあります。

冷凍マッシュルームの使い方アイデア

冷凍マッシュルームは幅広い料理に活用できます。最も定番なのはパスタ。凍ったままフライパンで炒め、お好みのパスタソース(クリーム、トマト、オイルなど)に加えるだけで、一段階上の味に。マッシュルームの旨みがソースに溶け込んで、レストランのような深い味わいになります。スープにも最適で、凍ったまま鍋に入れるだけ。コンソメスープ、クリームスープ、味噌汁にも合います。カレーやシチューの具材としても、コクが増して美味しくなります。リゾットに使えば、マッシュルームリゾットが簡単に完成。ピザのトッピング、グラタンの具材、オムレツの中身、炊き込みご飯の具としても活躍します。和洋中を問わず使えるのが冷凍マッシュルームの魅力です。

冷凍マッシュルームを使ったおすすめレシピ

マッシュルームのクリームスープ

冷凍マッシュルームの旨みを最大限に活かせるのが、クリームスープです。鍋にバター大さじ1を溶かし、みじん切りの玉ねぎ1/2個を炒めます。玉ねぎが透明になったら、冷凍スライスマッシュルーム100gを凍ったまま加え、中火で2〜3分炒めます。薄力粉大さじ1を振り入れて全体になじませ、牛乳300mlを少しずつ加えながら混ぜます。コンソメ顆粒小さじ1、塩コショウで味を調え、弱火で5分ほど煮込めば完成。マッシュルームの旨みが溶け出した濃厚なスープは、パンとの相性も抜群です。仕上げに生クリームを大さじ1回しかけ、パセリを散らすと見た目も華やかに。冷凍マッシュルームならスライス済みで手間いらず、10分もあれば完成する簡単レシピです。

マッシュルームとベーコンのパスタ

冷凍マッシュルームとベーコンのシンプルなパスタは、忙しい日の夕食にぴったりです。パスタを茹でている間にフライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、細切りベーコン2枚分とにんにくのみじん切り1かけ分を炒めます。ベーコンがカリッとなったら、冷凍スライスマッシュルーム80gを凍ったまま加え、強火で2分ほど炒めます。茹で上がったパスタを加え、パスタの茹で汁大さじ2、醤油小さじ2、バター10gを絡めます。仕上げに黒コショウをたっぷり挽けば、和風テイストのマッシュルームパスタの完成。マッシュルームの旨みとベーコンの塩気、バター醤油の香りが三位一体となった絶品パスタです。お好みでパルメザンチーズをかけてどうぞ。

マッシュルームのアヒージョ

マッシュルームのアヒージョは、丸ごと冷凍したマッシュルームが最も活きるレシピです。小さめのフライパン(またはスキレット)にオリーブオイル100mlを入れ、にんにく2かけ(薄切り)と鷹の爪1本を加えて弱火にかけます。にんにくの香りが立ってきたら、丸ごと冷凍マッシュルーム8〜10個を凍ったまま入れます。弱火のまま5〜6分加熱し、マッシュルームに火が通ったら塩で味を調えて完成。マッシュルームの旨みがオリーブオイルにたっぷり溶け出し、このオイルにバゲットを浸して食べるのがまた絶品。ワインのおつまみにぴったりです。エビやブロッコリーを一緒に入れても美味しいですよ。残ったオイルはパスタに絡めると、マッシュルームの風味が効いた贅沢なオイルパスタになります。

マッシュルームの炊き込みご飯

意外な組み合わせですが、マッシュルームの炊き込みご飯は洋風の香り豊かな一品です。米2合を研いで30分浸水させ、炊飯器の内釜に入れます。醤油大さじ1、酒大さじ1、バター10g、コンソメ顆粒小さじ1を加え、2合の目盛りまで水を入れます。冷凍スライスマッシュルーム100gとベーコン2枚(細切り)を米の上に載せ、通常モードで炊飯。炊き上がったらざっくり混ぜ、器に盛ってパセリとブラックペッパーを振れば完成です。マッシュルームの旨みがご飯全体に染み込み、バターの風味とコンソメの旨みが合わさった洋風炊き込みご飯は、大人にも子どもにも大好評。冷凍マッシュルームなら切る手間もなく、材料を炊飯器に入れてスイッチを押すだけの簡単さです。

🌿 大丈夫、これでOK!
冷凍マッシュルームは凍ったまま鍋やフライパンに入れるだけでOK。解凍の手間なし、旨みたっぷりの料理が簡単に作れますよ。

マッシュルームの選び方と下準備のコツ

新鮮なマッシュルームの選び方

冷凍保存するなら、できるだけ新鮮なマッシュルームを選ぶことが大切です。新鮮なマッシュルームの見分け方は、まず傘の表面がなめらかでハリがあること。シワが寄っていたり、傘の表面がしなびていたりするものは鮮度が落ちています。傘の色は、ホワイトマッシュルームなら白くきれいなものを。ブラウンマッシュルームなら均一な茶色のものを選びましょう。傘の裏側(ヒダの部分)も鮮度の指標になります。新鮮なものはヒダがきれいなピンクベージュ色。日が経つにつれて茶色〜黒色に変化します。ヒダが真っ黒になっているものは、食べられないわけではありませんが、風味が落ちています。軸がしっかりしていて、全体にみずみずしさがあるものを選びましょう。パック入りの場合は、パック内に水滴が多いものは避けてください。

ホワイトとブラウンの違い

マッシュルームにはホワイト種とブラウン種の2種類があります。どちらも冷凍保存は可能ですが、特性が少し異なります。ホワイトマッシュルームはまろやかで上品な味わいが特徴。クリーム系のソースやスープに合い、見た目も白くきれいに仕上がります。ただし、カットすると断面が変色しやすいのが弱点。冷凍保存する際はレモン水処理をするとよいでしょう。ブラウンマッシュルームはホワイトに比べて旨みが強く、コクのある味わい。炒め物やステーキの付け合わせなど、しっかりとした味付けの料理に向いています。皮が厚めで日持ちもやや良く、変色も目立ちにくいため、冷凍保存にはブラウンの方が向いていると言えます。どちらを冷凍するか迷ったら、汎用性の高いブラウンマッシュルームをおすすめします。

石づきの処理方法

マッシュルームの石づき(軸の根元部分)の処理は、意外と迷うポイントです。石づきとは、マッシュルームの軸の一番下にある硬い部分のこと。おがくずや培地が付着していることがあり、この部分は硬くて食感が悪いため切り落とすのが一般的です。ただし、軸全体を切り落とす必要はありません。軸自体は風味豊かで美味しい部分なので、石づき(先端の硬い部分1〜2mm程度)だけを薄く切り落とせばOKです。石づきがきれいで硬くない場合は、そのまま使っても問題ありません。切り落とした石づきも、みじん切りにすればスープやソースの旨み出しに使えます。もったいないと感じる方は、別途冷凍しておいてスープストックに使うとよいでしょう。

マッシュルームの下準備の手順まとめ

マッシュルームの冷凍保存前の下準備手順をまとめます。まず、乾いたキッチンペーパーで傘の表面と軸の汚れを丁寧に拭き取ります。水洗いは厳禁です。次に、石づきの先端(硬い部分)を薄く切り落とします。ここまでが全ての冷凍方法に共通の下準備。丸ごと冷凍する場合はこの状態でそのまま保存袋へ。スライスや4等分にする場合は、ここからカットに進みます。カットしたら変色防止のレモン水処理(任意)を行い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。加熱冷凍の場合はここからソテーや茹でる工程に進みます。いずれの方法でも、最後にジップ付き保存袋に入れて空気を抜き、日付を書いて冷凍庫へ。下準備から冷凍庫に入れるまで10〜15分程度の作業です。

マッシュルームの冷凍保存に関するよくある質問

冷凍マッシュルームが黒くなるのはなぜ?

冷凍マッシュルームが黒くなる原因は主に2つです。ひとつは、冷凍前にすでに鮮度が落ちていた場合。マッシュルームのヒダ(傘の裏側)は日が経つと自然に黒くなります。冷凍前にすでにヒダが黒ずんでいた場合、冷凍後も当然黒いままです。もうひとつは、冷凍中の酸化による変色。カットしたマッシュルームは断面が空気に触れて酸化し、茶色〜黒っぽく変色することがあります。見た目は気になりますが、傷んでいなければ食べて問題ありません。変色を防ぐには、レモン水処理や加熱してから冷凍する方法が効果的。また、空気をしっかり抜いて密封することも大切です。ただし、異臭がしたり、ぬめりが出ていたり、明らかにカビが生えている場合は傷んでいるため廃棄してください。

缶詰のマッシュルームも冷凍できる?

缶詰のマッシュルームも冷凍保存できます。缶を開けて使い切れなかった分を冷凍しておけば、次回の料理に使えて便利です。缶詰のマッシュルームを冷凍する方法は、まず缶から取り出して水気をしっかり切ります。キッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、ジップ付き保存袋に入れて空気を抜いて冷凍します。缶詰の水煮のまま冷凍すると、水分が凍って品質が落ちるため、必ず水を切ってから冷凍しましょう。保存期間は約1ヶ月。使うときは凍ったまま加熱調理に使えます。ちなみに、缶詰を開封した後に缶のまま冷蔵保存するのはNGです。缶の内面が酸化して金属が溶出する可能性があります。開封したらすぐに別の容器に移し替えてください。

マッシュルームは生で食べられる?

新鮮なマッシュルームは、実は生で食べられる数少ないきのこのひとつです。サラダや前菜に薄切りのマッシュルームを使うのは、フランス料理やイタリア料理ではポピュラーなスタイル。特にホワイトマッシュルームは生食に向いており、薄切りにしてレモン汁とオリーブオイル、パルメザンチーズをかけたサラダは定番の一品です。ただし、生食できるのはあくまで「新鮮な」マッシュルームに限ります。鮮度が落ちたものや、冷凍したものは生食には適しません。生食する場合は、購入したその日のうちに、傘の裏のヒダがまだピンクベージュ色の新鮮なうちに食べましょう。薄くスライスして変色防止のレモン汁をかけると、見た目もきれいに保てます。

マッシュルームの代わりに使えるきのこは?

マッシュルームが手に入らない場合の代替きのこをご紹介します。最も近い代用品はエリンギです。エリンギは歯ごたえがしっかりしていて旨みも豊富。スライスすればマッシュルームに近い使い方ができます。しめじも万能な代用きのこで、旨みが強くどんな料理にも合います。椎茸は和食に使う場合の代用におすすめ。旨み成分のグアニル酸が豊富で、マッシュルーム以上に深いコクが出ます。洋食のレシピでマッシュルームの代わりに椎茸を使うと、やや和風テイストになりますが、それはそれで美味しいですよ。いずれのきのこも冷凍保存が可能で、冷凍することで旨みがアップする特性はマッシュルームと共通しています。きのこミックスとして数種類を混ぜて冷凍しておくと、料理のバリエーションが広がります。

まとめ

マッシュルームの冷凍保存のポイントを振り返ろう

マッシュルームの冷凍保存方法について、詳しくお伝えしてきました。最後にポイントを振り返りましょう。

  • マッシュルームは冷凍すると旨みがアップする嬉しい特性がある
  • 冷凍前に水洗いは厳禁。キッチンペーパーで汚れを拭き取るのが正解
  • 冷凍方法は「生のまま丸ごと」「スライス」「加熱してから」の3パターン
  • スライス冷凍が最も使い勝手が良く、凍ったまま調理に使える
  • 変色防止にはレモン水処理が効果的
  • 冷凍マッシュルームは凍ったまま加熱調理するのが基本。自然解凍はNG
  • 保存期間は約1ヶ月。空気を抜いて密封するのが長持ちのコツ
  • 他のきのこと合わせた「キノコミックス冷凍」もおすすめ

マッシュルームは足が早いきのこですが、冷凍保存を活用すれば約1ヶ月間おいしく使えます。しかも冷凍することで旨みがアップするのですから、むしろ積極的に冷凍したい食材です。パスタ、スープ、炊き込みご飯、アヒージョなど、冷凍マッシュルームのストックがあれば料理のバリエーションがぐんと広がります。買い物から帰ったらすぐに冷凍する習慣をつけて、マッシュルームを最後まで無駄なくおいしく使い切りましょう。

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この記事を書いた人

主婦や料理初心者が抱える「このやり方で合ってるのかな?」という不安を解消したい、食の情報まとめ役。キッチンで隣にいる友人のように、平易な言葉で、明日から使える確実な知識とテクニックをお届けします。「完璧じゃなくて大丈夫。今日から気をつければOK!」をモットーに、毎日の食事作りを少しでもラクに、おいしく、安全にするお手伝いをします。

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